酒 の 器 展 のご案内

酒 の 器 展 のご案内

VOL.45 The Exhibition of Pottery for Sake

酒 の 器 展

会期 2014年12月6日 (土)〜2015年1月14日 (水)
開廊時間 11:00〜18:30
休廊日 火曜(12/31から1/2までは休廊) 
場所 うつわ京都やまほん


本展では酒器をテーマに日本の工芸界を代表する陶芸家とその薫陶を受けた陶芸家の酒器展を開催致します。食生活やライフスタイルの変化に伴い、器の形やその習慣さえも変化します。近年はお酒を呑む若い人も激減しており、日本の家庭でさえ徳利を傾け、盃を交わすといった習慣もなくなりつつあります。酒の器は皿や鉢などの器とは違い、日本酒に限定された容器です。花入に見立てることも用途の1つではありますが、作り手の持つ酒器への思いや感覚がより強く反映される陶磁器の1つだと思います。
「道具を作るにおいて、生活習慣という経験が何より大切だ」という言葉を耳にしたことがありますが、陶芸界を牽引してきた3氏の愚直にも思えるそれぞれ独自の生活・それぞれの生き方が器に色濃く宿り、時代が進むにつれ薄れていくようにも思える人間の素朴さ、雄大さ、力強さを酒の器に感じることができます。日本の生活工芸が中国、台湾、欧米などの諸外国の生活にも取り入れられ始めた昨今において日本の陶芸家の自由で雄弁な器を改めてご紹介させて頂きたいと思います。


Crafts of Life
We will hold the exhibition of potters who represent the world of Japanese ceramics and, potters who were under their tutelage, and the theme is pottery for sake.
Owing to the change of lifestyle and diet, the shape of tableware and even its habits change.
Recently, young people who drink sake are decreasing and the habit that people drink sake with somebody using Tokkuri (sake bottle) and Sakazuki(sake cup) is disappearing at home in Japan.
Sake vessels are different from tableware such as plate or bowl and those are limited to use for only sake.
It is one of the ways of using Tokkuri as a vase; however, sake vessels especially are affected by thought and sense of potters to them.
Someone said that it is important to experience life habits to make utensils.
Their works are expressed by their each life style of the three potters who have led Japanese pottery world.
From their sake vessels, we can feel rusticity, majesty, and power of human, which are declining as the time goes by.
As the Japanese crafts are introduced in life of foreign country such as China, Taiwan, Europe and America lately, we would like to present unfettered and eloquent works of Japanese potters.


◉『工芸青花』刊行記念対談のご案内

やまほん代表の山本忠臣と茶人の木村宗慎さんとの酒器をテーマにした対談が京都で行われます。
酒の器展と合わせてどうぞご参加くださいませ。

詳細はこちら>>


PROFEEL

中里隆 Takashi Nakazato
1937年唐津焼十二代中里太郎右衛門(無庵)の五男として生まれる
1959年京都市立工芸指導所に学ぶ
1960年京都清水坂・松風栄一に入門
1961年佐賀県立窯業試験所で井上萬二らに轆轤の指導を受ける
1961年朝日新聞社主催第10回現代日本陶芸展にて、陶彫
「双魚」第一席受賞
1967年アメリカ、欧州、中近東、東南アジア、韓国などを1年間旅行
1971年小山冨士夫先生(昭和50年10月没)の推薦により、
種子島へ渡島
西之表市古園に築窯し、種子島焼きを始める
9月、日本橋三越及び大阪高島屋にて種子島焼きの初めての個展を開催以降、各地にて個展を開催する
1974年種子島を引き上げ、唐津に帰る
唐津市見借に窯を築き、唐津南蛮等を主として作る
1974年小山冨士夫先生より隆太窯と命名
1985年日本陶磁協会主催の現代陶芸選抜展賞を受賞
1995年アメリカ コロラド州スノーマスアンダーソンランチ・アー
トセンターにて夏・冬作陶

中里隆の作品一覧



福森雅武 Masatake Fukumori
1944年2月 生誕
1969年土楽七代目当主となる
1994年4月 銀座吉井画廊にて個展開催
1996年2月 大阪難波高島屋美術画廊にて個展開催
2003年10月 フランスのギャラリー・YOSHI PARISにて個展開催、ほか

福森雅武の作品一覧



辻村史朗 Shiro Tsujimura
1947年奈良県御所市に生れる
1965年画家を志し、東京へ上京。井戸茶碗に魅せられ作陶を決意
1966年奈良の禅寺三松寺(曹洞宗)にて修行
1969年作陶をはじめる
1970年奈良・水間に家を建てる
1977年奈良市水間にて初個展
1993年英国・ウエスト デボンに築窯
■作品所蔵美術館
クリーブランド美術館・ミネアポリス美術館
ブルックリン美術館・フリーア美術館
メトロポリタン美術館・サンフランシスコ美術館
カンザス大学付属美術館・ノースキャロライナ美術館
ボストン美術館・クラーク財団・パーク財団
フランクフルト工芸美術館・ストックホルム美術館
裏千家茶道資料館・MIHO MUSEUM

辻村史朗の作品一覧



中里太亀 Taki Nakazato
1965年唐津に生まれる
1988年中里隆氏のもとで やきもの を始める
1993年柿傳ギャラリーにて、中里隆氏、奥三十郎氏、三人展
1994年万葉洞みゆき店にて、中里隆氏、太亀氏、父子展
1995年伊勢丹新宿店にて初個展 以降、各地にて個展を開催
2006年新しく登り窯を設計、築窯

中里太亀の作品一覧



細川護光 Morimitsu Hosokawa
1972年熊本生まれ
2006年三重・土楽窯、湯河原・不東庵を経て、熊本にて開窯
2009年ギャラリーやまほんにて「岸野寛 辻村唯 細川護光 展」開催
他展覧会多数

細川護光の作品一覧(制作中)



辻村唯 Yui Tsujimura
1975年奈良県生まれ 幼少期からやきものに触れ育つ
1993年父、辻村史朗に師事し、本格的に陶芸の世界に入る
2000年奈良県水間にて築窯し独立
2003年大阪阪急百貨店にて初個展
2009年ギャラリーやまほんにて「岸野寛 辻村唯 細川護光 展」開催
2012年うつわ京都やまほんにて個展開催
他展覧会多数
辻村唯の作品一覧