中野知昭 漆器展

会期|11月1日(金) ▷ 11月13日(水)
開廊時間|11:00~18:30
木曜定休
場所|陶椀(詳細
作家在廊日|11月1日(金)・2日(土)
No.202 Tomoaki Nakano: Lacquerware
Nov. 1 – Nov. 13, 2024
Closed on Thursdays
11:00 – 18:30
MAP: Kogei Towan

福井県鯖江市の塗師・中野知昭さんの漆器展を「陶椀」にて開催いたします。中野さんは父から継承した「越前漆器」の上塗りの技術をもとに制作されています。漆器は一般的に「木地師」「下地師」「上塗り師」のように分業制で生産されますが、中野さんは木地師とともに設計し、下地から上塗りまで自身で一貫する制作スタイル。使い心地へのこだわりや、手早く丁寧な上塗りの仕事が、柔らかで品のある器の表情に現れています。今展では、お椀やお盆、カトラリーなど日常使いの漆器を中心に、お重などハレの日にお使いいただける作品もご用意しております。使うほどに味わい深く育っていく一生ものの器を、ぜひご高覧下さい。

We are pleased to announce an exhibition of lacquerware by Tomoaki Nakano, a lacquer artist from Sabae, Fukui. He bases his work on the traditional techniques of “Echizen lacquerware,” which he inherited from his father. Unlike the usual division of labor in lacquerware production, Nakano collaborates with woodworkers and is involved in every stage of the process, from undercoating to top-coating. His dedication to comfort and his precise top-coating technique give his pieces a soft, elegant expression. The exhibition will feature a variety of lacquerware, including bowls, trays, cutlery, and special tiered boxes for festive occasions.

※この展覧会は京都やまほんんから徒歩3分の場所にできた「陶椀」で開催いたします。

中野知昭 Tomoaki Nakano


経歴
1975年 福井県鯖江市河和田町生まれ
1995年 国立福井工業高等専門学校卒業
     建設コンサルタント会社入社
1996年 父の病を機に家業を継ぐ 父(畠中昭一)に師事
2000年 「酒の器展」大賞受賞
2003年 「椀One大賞」優秀賞受賞
2004年 「日本民藝館展」入選
2005年 「日本民藝館展」入選
2007年 「越前漆器展覧会」福井県知事賞受賞
2010年 自身初の個展を開催 /博多 鈴懸
2014年 新工房・ギャラリーがオープン