金森正起展 Part2 森へ

会期|6月24日(土)▷ 7月17日(月)
開廊時間|11:00~17:30
定休日|火曜
場所|gallery yamahon
在廊日|6月24日(土)
Vol. 162 Masaki Kanamori: Metalworks
Jun. 24 – Jul. 17
Wednesday- Monday 11:00 – 17:30
MAP: gallery yamahon

本展では名古屋市で金属を素材に制作活動をする金森正起の彫刻的な仕事を中心とした展覧会「森へ」を開催します。金森は琺瑯の器、鉄の盆やアルミのボウルとテーブルウェアに留まらず、建築に関わる照明器具や門扉などその仕事は多岐にわたります。これまでにも抽象的な物は数多く作られてきましたが、今回の展覧会ではより自由な表現として、動物や昆虫をモチーフにしたかのような造形物を制作しています。全てこれまでの表現には見られない新たな造形感覚と古材や古い道具を組み合わせるといった新たな試みが数多く挑戦されたように見受けられます。これらの造形物からは脆さの中の強さというのだろうか、一見すると不確かなで曖昧な造形に写りますが、確かに滲み出すものが感じられます。今回の「森へ」というタイトルからも現代社会の現実から遠く離れ、どこか幻想的な世界への憧憬を感じてなりません。金森作品の新境地に触れ、何か感じていただけると幸いです。

金森 正起 Masaki Kanamori

経歴
1975 名古屋生まれ
1998 愛知、岐阜に現存していた野鍛冶を巡りはじめる
    何かを作りたくていろいろな作り手を訪ねているうちに鉄の仕事に出会う
2001 松岡信夫氏(鉄の造形家)に弟子入りする
2006 岐阜県上矢作町で生活
2007 名古屋市で仕事場を持つ
2016・2019 gallery yamahonにて個展開催